みんな大嫌い!酸塩基平衡について

今回は、前々からお伝えしていました酸塩基平衡について書いていこうと思いますー!

お待たせしてしまいすみません。

私も勉強していて、は?って思うことがありました。笑

ややこしやな部分。

でも臨床で、よく血ガスとか取った時に、

結果がわかるようになったり、.

アルカローシス、アシドーシスの病態がわかるようになります!

これは、患者さんの細かなアセスメントに大変役立ちます!

覚えておけば損はない!

なんとなく国試の時に勉強したけど、もう忘れちゃったなーって言う人が多いと思います!

もうちょい一度おさらいしていきましょう!!

今回の紹介内容は

①酸塩基平衡って?
②pHってなに?
③緩衝系
④アシドーシスとアルカローシスって?
⑤pHに影響を及ぼす要因について

です!!

酸塩基平衡とは何か

酸塩基平衡とは、酸性とアルカリ性のバランスを保とうとする仕組みのことです。
主に、肺と腎臓で調整されています。

この、酸塩基平衡の指標となっるのがpHです!ペーハー、ピーエイチとか言われるやつです。

p Hとは、水溶液中で解離したH +水素イオンの濃度によって決まります。

pHの正常値=7.35〜7.45

肺と腎臓以外にも、pHを調整する人たちがいます。笑

それが体液!正確には緩衝系です!

緩衝系は、体内のpHの変化を小さくします。化学的に!そして反応が素早いのです!!

主に、重炭酸緩衝系と、ヘモグロビン緩衝系と、リン酸緩衝系があります。

酸と塩基の排泄を伴わないのが緩衝系。酸と塩基を体外に排泄する肺と腎臓での調節機構があります!

H +濃度が増加すると、左向きの反応が強まって、CO2が増加する!!

CO2は呼気として排泄ができるため、より多くのH+を緩衝できるという仕組みになっています!

人の体は本当によくできています笑。


生体におけるpHの規定因子ってなんぞや

結論!

血液のpH値は、血中の塩基濃度と血中二酸化炭素分圧の比によって決まります。

え、H +濃度じゃないの?って思いますよね笑。

H +濃度を決めるのが、塩基濃度と血中の二酸化炭素分圧の比ということです!☟

では、CO2が増加したらpHはどうなるのかってやつ。

私はこれが意味わからなかったです。笑

オレンジの線引いた所が、私的にピンとこない!笑

だって、H +が増えたらアルカリに傾かないのかな?って思ったのですが、

どうやらpHは低下するようです。(納得いかないw)


って思っていた!!!!

解決しましたよ!

私は勘違いをしていた笑。

酸性か、アルカリ性かは水素イオン(H +)の濃度によって決まるってことですが、

水素イオンが高濃度の方が酸性!濃度が薄い方がアルカリ性なのです!

でも、pHで表記になると、数字が低い方が酸性、高い方がアルカリ性なのです!!

私はてっきり、H +が増加するってことは、pHの数字は7.40より上がるってことだと思っていました!

え、アルカリ性に傾くんじゃね?って思ってました。

反省。笑

私の解説でややこしくしてました。笑すみません。

皆さんはわかりました?

つまり、上の図をもう一度解説し直すと、

酸と同じであるCO2が増加すると、右向きの反応が進み、H +と塩基が増えて、増えすぎたCO2を緩和しようとします!

H +が多くなるってことは、H +濃度が濃くなって酸性に傾くってことになります!!

ですが、少し遅れてマイペースな腎臓が仕事をし始めると、溜まったH +を排泄して、HCO3-を再吸収して、さらに平衡に近づけます!!

はースッキリ。笑


アシドーシスとアルカローシスについて

アシドーシスとアルカローシスについて解説します。

血中のpHを下げる病態をアシドーシス。

血中のpHを上げる病態をアルカローシスと言います。

この二つの病態は、それぞれCO2がきっかけで起こる呼吸性と、

HCO3-がきっかけで起こる代謝性に分けられます!

なんらかの原因でアシデミア、アルカレミアになると、pHを7.40に回復させようとします!

呼吸性のアシドーシスやアルカローシスでは、腎臓でH+の排泄、HCO3-の再吸収をして腎性代償が行われます。

ですが、その反応が起こるまでは、12〜24時間かかります。(マイペースな腎臓さん)

代謝性のアシドーシス、アルカローシスでは、換気によるCO2の排泄によって血中二酸化炭素分圧が変化して、呼吸性代償が行われます!こちらは速やかに起こります!(せっかちな肺)

代償変化によってpHは正常に近づこうとしますが、完全には正常化しません。

pHに影響を及ぼす要因について

これらの変化を最小にしようと緩衝系が動くわけです!!

まとめ

私の解説でややこしくしてすみません。

本日のまとめです。

①血中のpHは7.35〜7.45に保たれている!

②血中pHは水素イオン(H +)濃度で決まる。=酸性か、アルカリ性かは水素イオン濃度で決まる。
この水素イオン濃度は、血中の塩基濃度と二酸化炭素分圧の比である。

③水素濃度が濃いほど酸性!pH値が低いほど酸性!逆がアルカリ性!

④HCO3−はアルカリ性に傾ける働きを持つ(H +を減らす)

⑤CO2は酸性に傾ける働きを持つ(H +を増やす)

以上です。

お役に立てる内容であったでしょうか?

ノート多めに作ってみました。

何か間違ってるよーっていうのがありましたらコメント欄に書いてください!

次回のstudyは、今回の流れで血ガスのこと書こうかなーって思ってます。


おわり。

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