【看護師の勉強ノート】パーキンソン病について

先月は転職開して最初の1か月でした。

ばたばたでした。

全然ブログを更新できなかったです。

こんにちは!
今日はパーキンソン病についてです!
どんな病気か、症状、治療についてわかるようになります!

目標

①パーキンソン病の4大症状がわかる

②パーキンソン病の治療薬「レボドパ」がなんとなくわかる笑

パーキンソン病で大事なことは、症状をよく知ることと、薬をよく知ることです!

この2つを知ることが看護につながります!

パーキンソン病とはどんな病気か

パーキンソン病は、簡単にいうと脳の細胞の変化によって体の動きが悪くなる病気です。

脳の部位の1つである中脳。その中脳の黒質と呼ばれるところの細胞が変化することで、

神経伝達物質であるドーパミンが作られなくなってしまいます。

これによって、体がスムーズに動かなくなってしまうのがパーキンソン病です。

イメージは、ブレーキがかかりすぎているって感じです。

ドーパミンという運動の伝達物質が合成されないために、アクセルがかからない。

ブレーキが効きすぎている状態。動けなくなってしまう・・・って感じ!

パーキンソン病の4大症状

実際にパーキンソン病の方に聞いてみましょう。

どのような症状でお困りですか?

歩くときにうまく足が前に出せないの。
前のめりになって転びそうになるわ。

何もしていない時に手が震えるんだ。
箸やコップを持ったら止まるけど。
体もうまく動かないときがある。

パーキンソン病の方々の多くは、歩きだせなかったり、姿勢が前傾になって転びそうになるなどの歩行障害や、

手足や首などの震え、勝手に動く症状に悩まされています。

パーキンソン病の4大症状がこちらです👇

  1. 安静時振戦
  2. 無動
  3. 筋固縮
  4. 姿勢保持障害

この4つがパーキンソンの4大症状と言われています。

その他にも、

  • 動作緩慢
  • 前傾姿勢
  • すくみ足・小刻み歩行
  • 便秘
  • 排尿障害
  • 起立性低血圧
  • 仮面様顔貌(表情が固まり、変わらなくなる)
  • 1点凝視(ある1点を見つめたまま動かない)
  • 文字がだんだんと小さくなっていく(書いているうちに)
  • 声が小さくなっていく

などの症状があります。

パーキンソン病の治療について

パーキンソン病の治療方法は主に2つ。

薬物療法とリハビリが基本です。たまに手術する方もいます!

手術療法は、DBSといって脳深部刺激療法のことです。

これは、脳を刺激するペースメーカ的なものを脳に埋め込む手術になります。

パーキンソン病の薬物療法

パーキンソン病の薬物療法はおおまかにわかて9つあります。(多すぎ笑)

名前もよくわからんし、長いし、って感じなので最悪レボドパだけ覚えておけばOKです。笑

でも、だいたいの場合は多剤併用です。

レボドパだけ単剤で服用することはあまりないので、ほかの治療薬も覚えておくといいでしょう!

  • レボドパ
  • ドパミンアゴニスト
  • 抗コリン薬
  • アマンタジン
  • MAO‐B阻害薬
  • COMT阻害薬
  • ゾ二サミド
  • ノルアドレナリン前駆物質
  • アデノシンA₂A 受容体拮抗薬

レボドパってなに?

レボドパとは、ドパミンの前駆物質です。(ドパミンになる前の原石的な)

ドパミンが足りなくなる病気なんでしょ?
ドパミンを投与すればいいんじゃないの?

それがね!
ドパミンを投与してもうまくいかないのよ!

なぜなら!

脳には関門がありまして、通れる物質が限られているからです!!

この関門を血液脳関門(BBB)と言います。

つまり、ドパミンは血液にのって脳の関門を通れないけど、その前の物質であるレボドパは通ることができるのです!(わずかですが笑)

また、レボドパの単剤投与よりも、ほかの薬剤と合わせて服用することで、この関門をさらに通りやすくします。

レボドパの副作用

①ドパミンの過剰による副作用

:消化器症状(悪心・嘔吐・食欲不振)

・不随運動(ジスキネジア)

・精神症状(幻覚・幻視・せん妄)

・循環器障害(動悸・不整脈)

②長期服用に伴う副作用

・ウェアリング.オフ現象
 →薬が効く時間が短くなって、症状の日内変動が起こる

・ON.OFF現象
 →急に良くなったり、急に悪くなったりを繰り返す

ジスキネジアについて

ジスキネジアは不随意運動のことです。

レボドパの副作用の中でもこのジスキネジアにフォーカスを当ててみましょう。

パーキンソン病のおじいさんが、勝手に手が震える症状に悩まされていました。

これは、パーキンソン病の症状の1つである安静時振戦でも起こる症状ですが、

レボドパの副作用である可能性もあります。

ジスキネジアも、勝手に手足先が動き出し、自分の意志とは無関係に体が動いてしまうのです。

口がもぐもぐと動いてしまうのもジスキネジアの症状の1つであるといわれています。

まとめ

このパーキンソン病について、しっかり薬物療法を語ると4000文字を超えそうなので、レボドパのみザックリ解説しました!笑

歩行障害や振戦に加えて多い症状は便秘ですね。

よくパーキンソンの患者さんは下剤を毎日たくさん飲んでいるイメージ。

これは、自律神経が障害されるためだそうです!

なんのこと?って感じですよね。私もよくわからないので、次回は神経系のこと書こうかな?笑

ザックリでしたがお役にたてる情報でしたでしょうか?

最後まで読んでいただきありがとうございました。

おわり。

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