[看護師の勉強ノート]ACLS

新年あけましておめでとうございます⛩🎍

2022年の初投稿!

今年も「まめつぶな毎日」をよろしくお願いします🤲

今回は勉強ノートブログです!

前回の心配蘇生の続きです!!

二次救命処置(ACLS)について書いていこうと思います!!

ACLSとは

ACLSとは、Advanced Cardiovascular Life Supportの略称で二次心肺蘇生法のこと。

一般的に二次救命処置とも呼ばれています!!

ACLSのアルゴリズム

一次救命処置(BLS)のアルゴリズムにつては、前回の投稿にのせてますので、よかったらそちらも見ていただきたいです~!👇

【看護師の勉強ノート】心肺蘇生(CPR)

ACLSのアルゴリズム

基本はCPRをしながらです!2分ごとにリズムチェックをします!

電気ショックの適応なら行い、まあCPRです!

その間にルートを確保します!

もし末梢の血管から難しいようなら、CVと呼ばれる、中心静脈からルートをとります!これはDr.じゃないと出来ないので、我ら看護師は介助に付きます!

除細動について

除細動って何?

細動を起こした心臓に大きな電気ショック(エネルギー)を与え、心筋細胞を一度に興奮させ、正常な律動にもどす。

みんなが知ってるのはAEDってやつで、あれはほんとに自動で解析もしてくれるし、パット当ててドン!ってやるだけなので簡単です!

臨床で使用するものは、AEDではないのが多いです!

こっちで電気ショックの加減を調整できるものになっていて、使用方法をしっかりしらないと使いこなせません!

エネルギーの単位にはJ(ジュール)を用います!

除細動の適応

除細動の適応とは、患者さんの心臓により決まります!

つまり患者さんの心電図波形で決まっています!

適応の波形

心室細動(VF)

無脈性心室頻拍(VT)

除細動の適応はこの2つのみ!

このほかにカルディオバージョンと言われる、R派に同期させて通電するものがあります!

このカルディオバージョンの電気ショックだと、

③上室性頻拍(PSVT)

④心房粗動(AF)

⑤心房細動(AF)

単相性と二相性

除細動時の電流の流れが途中で+極-極が入れ替わる「二相性」と、一方向にのみ流れる「単相性」の2種類の除細動器があります!

二相性の除細動器の方がエネルギー量が少なく済むため、心筋へのダメージが少ないと考えられていて、一般的には二相性が推奨されています!

一般的に二相性の除細動での初回エネルギーは120~150J以上となっています!!

除細動の使用手順

今回はAEDじゃなくて、パドル式の使用方法を説明します!

①モニターの電源を付ける

CPRを絶え間なく継続しながら、除細動器の電源をONにする。

②パドルにゲルを均一に塗る

③電極パドルを患者さんにあてる(第2または第3肋間胸骨右縁付近第5間中腋窩線付近

④エネルギーを設定する(J数)

⑤充電する

⑥ドン!

です!笑

ポイント

*患者さんの肌が濡れているときはふき取る!

*操作する人や周りのスタッフは、患者さんに接続されている装置やコード類、ベッド金属類には触れないこと!

*パドルを当てるところにあるほかの器具や電極、貼付薬は剥がす!

*パースメーカの入っている患者さんの場合は、埋め込み位置の上には当てないようにする!

ACLSで主に使用する薬剤

心肺蘇生で使用される薬剤は血管収縮薬抗不整脈薬の2種類です!

血管収縮薬で使用するのはアドレナリン

抗不整脈薬として使用されるのはアミオダロンリドカインマグネシウムです!

急変時は、おおむね心肺停止になっている状態なので、最初に使うのはアドレナリンかなと思います。

アドレナリンは投与した時刻からタイマーを使用して、2分ごとにリズムチェックを行います。

製品名適応投与量
アドレナリン
1A=1mg/1ml
すべての心肺停止
(VT、VF、PEA、心静止)
1回1Aを静脈注射
3~5分毎に反復投与
アンカロン
1A=150㎎/3ml
VF、VT初回は2A(300㎎)を静脈注射
初回投与3~5分後に150㎎を1回のみ追加投与OK
リドカイン(2%キシロカイン)
1A=100㎎/5ml
VF、VT初回は1~1.5㎎/㎏を静脈注射
その後0.5~0.75㎎/㎏を5~10分毎に
最大3回または総量3㎎/㎏まで反復投与
マグネゾール
1A=2g/20ml
VF、VT、低Mg血症が疑われる1~2gを5~20分かけて静脈注射

気管挿管について

気管挿管とは

気管挿管とは、急変時や心肺蘇生時、人工呼吸管理の際に気道を確保するために気管チューブを挿入する方法です!

挿管を行うのはお医者さんなので、我ら看護師は介助に付きます!

挿管!と言われたら

Drに「挿管!」と言われたら、まあ言われる前にもう準備しているもんです笑。

気管挿管の準備を開始します!

臨床では、CPRをやっていない手が空いてる看護師が準備をします!

準備するものは・・・👇

  • 気管チューブ(チューブの太さは先生に確認!普通は7.5Fr)
  • スタイレット
  • 喉頭鏡(喉頭鏡のブレードも女性は3.0 男性は4.0だけど一応先生に確認!)
  • カフ入れる用のシリンジ
  • 固定用テープ
  • バイトブロック
  • バックバルブマスク
  • 聴診器
  • カフ圧計

スタイレットは気管チューブに入れて使用するので、あらかじめ入れておきます!

先端は絶対に出ないように気を付けましょう!患者さんの喉頭を傷つけてしまう恐れがあります!

また、カフが壊れてないか事前にシリンジで一度膨らましてみましょう!

挿管の手順

挿管の手順は、実際の動画を見た方がいいです!笑

私なんかが書いて説明するより分かりやすいと思います。

なので皆さん看護ルーを見てみてください!

気管挿管の介助 | 動画でわかる看護技術 | 看護roo![カンゴルー] (kango-roo.com)

まとめ

お役にたてる情報はありましたでしょうか。

とってもザックリ説明してきましたが、どれも大切な技術と情報です!

BLSとともにACLSも看護師になったら一度は行う技術なのではないかと思います。

日々のイメージトレーニングと、定期的な復習が大事だなと改めて感じました!

次回は不整脈とか書いていこうかな~って思ってます!

結構VT、VFみたいに略して書いてきましたが、何それ?て感じじゃないですか!笑

今度の勉強ノートで解説していきます!!

おわり。

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