[看護師の勉強ノート]心臓の仕組みと大動脈弁狭窄症

こんにちは。

おまめです。

最近は北海道も朝晩がとっても寒くなってきました。

日勤の日の朝は6時台に家を出るのですが、もうTシャツは無理ですね。笑

帰り道は真っ暗になってるし、今年もあと3ヶ月なんだと実感します。

本日は心臓についてです!

結構脳梗塞の原因で、心臓でできた血栓が脳に飛んできて詰まったーってなることが多いです。

なので、必然的に心臓やら心電図の勉強はすることになります!

その中で、今日は大動脈弁狭窄症を取り上げ、ノートにまとめてきたものを解説していこうかなと思います!!

ザックリ心臓の仕組みについて🫀

みなさん知っている心臓ってどんな感じですか?

心臓がどのくらいの大きさで、どんな姿をしてるか想像がつきますか?

心臓のことは小学校か中学校の時の理科か、高校の生物で勉強したと思います!

私は、体循環だの肺循環だのちょっとややこしいイメージがありました。

それでは行ってみよう!☟笑


心臓は右と左の肺に挟まれるように、体の中心からやや左側に位置しています!

大きさは、その人の握り拳くらい!

(グーの手✊)

重さは大人の人で250〜300g!

(小さい!)

この小さな心臓が、ポンプとなって全身に血液を循環させています!

心臓からは、酸素を多く含む動脈血が全身を巡り、その後に酸素が少なくなった静脈血が再び心臓に戻ってきます。

心臓は4つの部屋に分かれています!

4つの部屋と、全身から戻ってくる静脈血の入口、全身へ送り出す動脈血の入口、肺にいく肺動脈の入口、肺から心臓に戻ってくる肺静脈の入口があります!☟

4つの部屋を考える前に、2つの部屋について解説!

心臓は、中隔を境に右心系と左心系の2つの部屋にやけられています!

右心系は全身から戻ってきた静脈が集まって、肺に血液を送るポンプ機能があります。

左心系は肺から戻ってきた酸素いっぱいの動脈血を全身に送るポンプ機能をもっています!

それでは4つの部屋、4つのチューブ(血管)、4つの弁について解説☟

この4つのチューブ!ここで気をつけておきたい事は、名前に騙されないことです!

肺動脈は動脈と書きつつ、静脈血であります!

肺を栄養するから肺動脈。

肺静脈も一緒です。肺静脈は静脈といいつつ、動脈血です!

(ややこしや〜笑)

4つの部屋は、右心房、右心室、左心房、左心室です。

右心房は、全身をめぐった血液の執着地点!全身の静脈血はここに帰ってきます。

右心房は右心室と繋がっていて、右心室からは、肺に静脈血を送る肺動脈というチューブが出ています。

この肺動脈(静脈血)は、肺に行って、肺循環をします!

肺では、呼吸で取り込んできた酸素を受け取って、以来ないものおを肺に置いてきます。

これが肺循環!

この肺循環を経て、酸素いっぱいの肺静脈(動脈血)が心臓に戻ってきます。

心臓に戻ってくる時の入り口があるのが、左心房!

左心房は左心室につながり、左心室から全身に動脈血を送り出しています!!

4つの弁は、右心房から右心室の入口と、左心房から左心室の入口、右心室から肺動脈の入口、肺静脈から左心房の入口にあります!

弁は、血液の逆流を防止しています!ストッパー的な役割です。

もうちょっとリアルに書いてみました。が、下手くそです笑。☟

注意書きですが、こんなに左心房は小さくはありません。笑

完全にバランスミスってますが、許してください。

右心では全身から血液を吸い込んで、肺に送り出す肺循環を担って、左心では肺から血液を吸い込んで全身に送り出す体循環を担っています!

心臓の上は心房で血液を受けて、心室に送り出す補助ポンプです。

下は心室で、血液を十分に受け取ったのちに収縮し、全身に血液を送り出すメインポンプの役割があります。


心臓のポンプ機能の評価は、心拍出量で見ます。

 心拍出量とは、「1分間に心臓が循環させる血液量」です。

心拍出量が少ない状態は、ポンプ能力が低い状態で、有名な心不全と言います。笑

心拍出量は、1回拍出量と、1分間に何回拍出するか(心拍数)で決まります。

この1回拍出量は、3つの因子によって決まります。

 収縮能、前負荷、後負荷です。

いくら絞る力が強くても、供給がなければ空うちになっちゃう。

抵抗が大きかったら同じ握力でも出す量は減っちゃう。

このようにマヨネーズ1回拍出量は、チューブの供給量(前負荷)

絞る力(収縮能)、チューブの出口圧(後負荷)の3つの因子で決まるというわけです!

以上ザックリ心臓の仕組みでした。


大動脈弁狭窄症について

やっと本題。

本日も浅くなっちゃいそうです!笑。

まず、大動脈弁狭窄症ってなに?っ感じなんですけど、

名前の通りです。

先程のイラストに大動脈弁の場所がわかるものがあるので、振り返ってみて見てください!

大動脈弁とは、左心室から全身に送り出された血液が、左心室に戻らないように阻止しています。

この弁が、何らかの原因で固くなり、開きにくくなっている状態です。

左心室から大動脈にうまく血液を送り出せず、心臓に負担がかかっています!

マヨネーズでいうと、チューブの出口(キャップ)のところが開かなくて、押しても押しても出て来ない!って感じです!!

原因はいくつもありますが、1番多いのは、動脈硬化と同様に弁が石灰化することです!

石灰化とは、長い年月を経て弁に、カルシウムが沈着して固くなっていくことを指します。

また、コレステロールがたまることで、血液の流れ道が狭くなり、アテロームといわれる塊を形成したりします。

これも動脈硬化の1つです。

症状は代表的なもの3つ!!

①呼吸苦
②胸痛
③失神

実際には、疲れやすさ、胸の不快感、ふらつきなどの曖昧な症状から始まります。

※活動性の低い人は、症状が出にくいという特徴もあります。

検査や診断は、おおよそ心エコーで分かります!!

心エコーでは、心臓の大きさ、厚み、弁の状態、動きを知ることができます!!

主に、胸の圧迫感や動機なのどの違和感や、階段での息切れ、足のむくみ、急激な体重増加があった場合に、

心臓に負荷がかかる病気が存在していることが予測されます!

そんな時にこの検査を行うことが多いです!!

治療は、内科的治療と外科的治療の二通り!

内科的治療では、心臓に少しでも負担がかからないように血圧を下げる薬を飲んだり、

むくみや余分な水分を体から出すために、利尿薬を飲んだりします。

外科的治療では、大動脈弁置換術をします。

これは、人工心肺を用いて、いったん心臓の動きを止めます。止めてる間に、大動脈弁を人工弁に置き換える手術です!

置き換えたら、人工心肺からもとの自然な心臓の動きに切り替えます。

ドラマでよく見てたやつです。笑(医龍とかでよくやってましたね笑)

あとは、カテーテル治療もあります。管をいれて、大動脈弁を人工弁に変えるものです。

重症になってくると、左心室から、全身に血液が送り出せなくなるので、胸部症状が出てきたり、心電図モニターを注意して観察することや、血圧の低下や心拍数の異常がないか確認していくことが必要です。

激うす内容になってしまった!!!笑。

まとめ

なぜ今回このような大動脈弁狭窄症にしぼっったのかというと、

先日受け持った患者さんが、循環器内科を受診した際に、この大動脈弁狭窄症で、しかも超重度で、内科的治療すらもうできない状態で、突然死のリスクが高い!といわれた経過からでした!

確かに、その患者さんは最近トイレに行き終わった頃に喘鳴があって、息切れしていることがありました。

そして、ご飯を食べ終わってから30分後くらいで、顔が青ざめて、「具合が悪い。寝せて」といってました。

これは、心臓に何か問題があるかもしれないと思ってはいましたが、まさか突然死のリスクがあるとは…。

そこから定期的な体重測定と、症状の増悪がないか、血圧の管理、心電図モニターに注目してい観察していくことになりました。

久々に心臓の勉強しました。

内容はザックリでうっすらなので、もっと詳しくしりたいわって方は、

参考書を買っていただいて、読むのが1番です。

次回は心電図についても書こうかなと思ってます。

今回の投稿はお勉強のお役に立てましたでしょうか?

絵も字もへたくそで申し訳ないです。笑

おわり。

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