前回の続きです!!
最近1日おきの投稿になってきましたね。
すみません。
今日は眠くて、眠くてずーっと辛かったです笑笑。
はい!本題に行きます!
是非、前回の投稿から見ていただきたいです!!
この記事を書くにあたって、前回の投稿から参考にさせていただいてるブログがあります。
それは、Dr.ぷーさんっていうお医者さんのブログです。
循環器の先生がカテコラミンや酸塩基平衡についてわかりやすく解説してくれてて、レイアウトとかも、まさに私の目指していきたいブログ!って感じです!!
医療従事者向けのブログ!って感じですが、めちゃわかりやすいので、是非見てみてください!!
まず、前回の復習⇩
カテコラミンの作用は、心拍出量を上げる強心作用と、血管抵抗を上げる血管収縮作用の2つ!
スタンダードの強心薬は、ドブタミン。
スタンダードな血管収縮薬は、ノルアドレナリン。
本日は、ドパミンとアドレナリンについて解説していきます!!
目次
投与速度で作用が変わる?!ドパミン!!
Dr.ぷーさんいわく、ドパミンとアドレナリンは”異端児”らしいです!
この2つの作用が人々を混乱させているようです!
実際に私も混乱していました笑笑。
まずドパミンについて解説していきます!
ドパミンは、α受容体と、β受容体だけでなく、ドパミン受容体にも作用します!!!
ドパミン薬剤は、一般的に臨床で使われてる商品名はイノバンとかだと思います!
ドパミンは投与速度によって作用の内容が変わってしまいます!!
①低用量(1γ〜3γ)→腎臓の血流上昇の作用
※用量は教科書によって違ったりします。諸説ありです。
2γ前後の低容量のドパミンの投与は、ドパミン受容体の作用が中心になります。
腎臓の血管を拡張させて、腎臓の血流量をUPしてくれます!!!
強心作用は乏しくて、血圧を上げる作用はほぼほぼないと考えたほうがいいです。
腎臓の血流がUPすることによって、腎臓の働きがUPし、尿量が増えます。
主に利尿作用を目的に使用するようです。
臨床では、昇圧を目的にドパミンを使用する際は、3γから開始します。
血圧が安定してきて、γを下げていく際も、3γで血圧が安定してたらもう中止するか考えます。
2γには下げないですね…
あくまでの私の病院は、ですけど笑。
②中用量(3〜10γ)→強心作用が中心
β作用が中心になります!
強心作用が優位になり、心臓が頑張り始めます。
用量を増やすごとにα作用(血管収縮作用)もだんだんと増してきます。
そして血圧が上がってくるという仕組みですね!
③高用量(10γ〜)→血管収縮作用が中心
この用量になると、β作用(強心作用)はだんだんと薄れ、α作用が中心になっていきます。
血管が収縮し始め、血圧が上がります。
低用量のドパミンでの利尿作用はあまりエビデンス(根拠)が得られてないようです。
Drぷー先生いわく、血圧あげたくて使うカテコラミンの第一選択は、ノルアドレナリンだそうです。
強心作用と血管収縮作用の二つの作用を併せ持っていて最高じゃん?って思います。
がしかし!
それなら、ドブタミンとノルアドレナリンを組み合わせて使えばいい話じゃんってことになります。
Drぷー先生はあまりドパミンは勧めていなかったです。ただ、徐脈性のショックとかには有効かなって感じらしいです。
結構うちの脳外科ではイノバン行くことが多いのですが、なんでなんだろ?笑
今回の勉強でなるほど〜って思いましたね。あんまり利尿作用ないんだ〜って思いました。笑
心配蘇生はお任せあれ?!アドレナリン!!
次にアドレナリンを解説します。
Drぷーさんいわく、もう一つの特殊なカテコラミン!
アドレナリンは、ノルアドレナリンと同等のα作用を持っています。
また、ノルアドレナリンよりもしっかりとしたβ作用をも持っています。
加えて、β1だけでなく、β2の作用も強いことが特徴です!!(すごく万能)
アドレナリンの素晴らしいところは、
全ての心停止に適応。心肺蘇生の必須薬剤です!
心停止は、心室細動、無脈性心室頻拍、無脈性電気活動、心静止の4種類。
β2の作用も強いので、気管支の拡張も促します!
なので、アナフィラキシーなどのショックにも適応できます!!
まとめ
まじで結構ザックリですね。笑
詳しくは、Drぷーさんのブログに載っているので、もう少し詳しく知りたいよって人は、Drぷーさんのブログをみてほしいです!!
難しい使い分けも、この記事を見て、少しでもわかったーって人がいてくれれば嬉しいです。
なかなか、α1とか、β1、β2とかの作用を考えたりしないと思います。
でも、この作用の違いを知っておくことで、この患者さんにこのカテコラミンを行くのはどういう意図があるのかとか、
なぜイノバンは3γからスタートするんだろうとか、考えられるようになります!
私も大変勉強になりました。
Drぷーさんありがとうございます。
おわり。