しんどかったです。笑笑
おっかしいな〜。
前半までは全然余裕だったんですよ。笑
ちなみにペアは同期の年上の人で、やりやすさはこの上なかったのですが、
目次
家族が来る。
まず、土曜の夜だからしょうがないけど、家族がめっちゃくる笑。
ちなみにうちの病院は、ご家族と患者さんの面会は入院中はできなくなってます。
必要な荷物とかは1階まで持ってきてもらって、スタッフが電話きたら取りに行くスタイルなんです。
だから、忙しい時に下に呼ばれると大変。
そして、入院の荷物こんなにいらないよっていうくらい持ってくる人もいて、とんでもなく重いこともあります。
入院が来る。
あと、今日は2次救急の担当の日で、救急車なりまくり🚑
そして当直の先生はみんなうちの病棟の先生方。笑
入院2件同時に来たりしてあたふたでした。
入院1件目は、脳腫瘍で全介助の方。
2件目は、一過性脳虚血発作で、歩ける方。
ちなみに、一過性脳虚血発作とは脳梗塞の一歩手前の状態です。
一時的に脳の血管に血栓という血の塊が飛んできたか、または脳の血管の壁が厚くなってるかで、一瞬詰まりかけた状態です。
この状態では、一瞬麻痺が出たり、言葉が出なくなったりするなどの症状が出ますが、すぐに消失します。
この患者さんは、脳に異常はなかったのですが、右手がうまく使えないのと、喋りにくさの症状が改善せず入院になりました。
ここで、脳塞栓症と、血栓症についての違いを解説しようと思います!
(いきなり!笑笑)
塞栓症と血栓症
塞栓症は、字の通り!
塞がっちゃったーーって感じです!笑
イメージ的には、血管の中で血の塊(血栓)ができて、それが違う血管に飛んでいって詰まる!って感じです!
歳をとるごとに、血管の壁が傷つくことが多くなって、修復しようと血小板が集まって密になって、そこの血管の壁が厚くなったり、血の塊ができたりします。
これを繰り返すと血管は狭く、血が通るところも狭くなります。
この血の塊が血栓と言います!
これで血管が詰まるのが血栓症!!
血栓が血管の壁から離れて、違う血管につまったら塞栓症!!
雑な説明で申し訳ありません。
入院で来た人は、どっちかはわかりませんが、一瞬だけこの上のどちらかになったというわけです。
一瞬脳の血管が詰まりかけた病態を、一過性脳虚血発作と言います。
臨床では略してTIAと言います!
麻痺が落ちる。構音障害の悪化。
一過性脳虚血発作で入院になった方。
来た時は、喋りにくさの症状はわずかで、結構呂律も回ってるし大丈夫そうだなぁ〜って思ってました。
歩き方も問題なくて、スタスタ歩けてました。
しかし、朝方に一緒についてトイレまで歩くと、ふらっふらで右の膝がカクカクと折れてしまい、上手く歩けていなかったのです。
と、いうか転んでしまいそう!って感じでした。
話を聞くと、言葉も呂律が回っておらず、確実に来た時よりも症状が悪くなっているなという感じでした。
トイレ後にすぐバイタルサインを測定し、麻痺のチェックをしました。
案の定麻痺が落ちてました。
麻痺が落ちるっていうのは、
今まで10秒間腕を挙げることが出来てたのが、
腕が挙がらなくなっていたり、10秒も挙げたままをキープできなくなったしまったこととかを言います。
脳外科の急性期ではあるあるのことです。
あちゃー、
一時的に耐えしのいでいた血管がついに詰まったかな?って思いました。
すぐに当直の先生に電話して、MRIの検査が追加になりました。
でも不思議なことに特に脳梗塞の所見はなかったみたいです。
明らかに麻痺は進行してるので、少し気になります🤔
麻痺と喋りにくさが良くなることを願います!!!
気が抜けない夜勤。
入院が来てからは、ずっと何かしらしてて動いてました。
NCUの患者さんでも、状態が悪い方がいて、気が抜けない夜勤でした。
ずっと血圧40台で、サチレーションも80%ベース。
こないだの投稿にも載せました、イノバンを持続で投与してる方でした。
(イノバンは血圧を上げる作用がある点滴です)
でも、すぎる時間があっという間ですぐ終わった感じがします。
忙しい時ってほんとに時間が足りないなーって逆に思っちゃうんですよね、
そんなこんなで無事に朝を迎えることが出来ました。
でも、結局NCUの患者さんは亡くなってしまいました。
ご家族は遠方の方で、連絡しましたが間に合わず。
なんだかなぁーという夜勤でした。
もっと早く連絡すれば良かったなとか、
いつも悔やむ気持ちがあります。
何度お見送りに立ち会っても泣きそうになります。
忙しい時こそ、安全に。
忙しい時こそ、患者さんのことを第一に。
で、これからも頑張ります。
おわり。